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おすすめの本ご紹介

 

お疲れ様です。世田谷営業所の佐川です。今回はちょっと短くなりますが、

実は、日頃から色に強い建築家になりたいと考えておりまして、そうなると、ほかの人がどのように色について語っているのか気になりました。本屋さんで探してみても、ピンとくるのがなかったので、神保町の建築書籍が専門の南洋堂書店に行ってきました。すると、色に関する本が三冊も、しかもどれも建築に関する話だったので私にぴったりでした。その中からまずは一つ目をご紹介したいと思います。

「色彩の手帳」 建築・都市の色を考える100のヒント 

加藤幸枝 

こちらの本は、作者さんの実体験を基に話されてまして、非常に勉強になりました。先輩のアドバイスを聞いてるような感覚です。これがまた面白い事に仕事を始める前に一度六本木のTOTOギャラリーでみたことがあるのですが、その頃はまだ建築デザイナーとして仕事をしていない頃でして、読んでも内容がぴんと来なかったので買うのをやめてました。その時の考えでは、色がきれいだったらなんでもいいと思ったのですが実際仕事をしてる今だと、壁紙の色を決めるとき、どうお客様に納得いくか悩むわけです。選んだ色に対しての自分的な論理を立ててお伝えしたいと。なので、今回読んだとき、なるほど!!!と思いました。こんな言い回しがあったか!こんな規則が入っててるんだと。

色というのはセンスに頼りがちですが、そのセンスにも、何かしら規則があって美しく見えるのだと改めて知りました。自然界の隠された黄金比を探していくみたいな。またこの本は実際の建築の色をカラーチャートで教えてくださってて、あの有名な建築は白だと思ったら実は、ピンクグレーだったりして不思議な気づきがいっぱいな本です。

 

私も今後仕事で使ってみようと思います。