くらしのあかりを選ぶ:心地よいあかりとは?
天山工務店スタッフ後田です。
少し前ですが、LDKの照明計画をさせていただきました。
(その時の現場監督さんが書いて下さった記事はこちら)
照明は私たちの生活に重要な役割を果たしており、
照明計画とは、単に照明器具を選ぶだけではなく、
お施主様が心地よいと思う空間をつくるあかりを選ぶ事であり、
大変遣り甲斐のある仕事の一つです。
照明について学び始めた当初はこの事を理解しておらず、
海外ブランドの素敵な照明にただただ憧れていただけでした。
例えば、冒頭の写真はルイスポールセンのPH5
北欧インテリアのセットには必ずと言っていいほど登場します。
当時の私は「北欧っぽくて素敵」としか思っていませんでした(笑)
そしてこちらはルイスポールセンのアーティチョーク
(自動車が買えちゃうお値段です。)
外国のお洒落な食卓によく出てくるアーティチョークそっくりですね(笑)
ルイスポールセンというメーカーは、多くの照明づくりにおいて、
「グレアフリー(眩しさを全く出さない)」をコンセプトとしています。
発売して60年以上たった現在でも名作とされている、
これらの照明はどこから見ても、直接光が目に入らない様に
グレアフリー、つまり眩しくないように設計されています。
それでいて必要な明るさはある、心地よいあかりを提供しています。
心地よいあかりとは?の一つの答えとして、
グレアフリー(眩しくない)事がとても重要です。
しかし、照明に明るさを求める事が多い日本人にとって
「グレアフリーや、グレアレス」という言葉は
一般的には、あまり馴染みが無いかもしれません。
実はそれには理由があります。
その秘密は日本人の瞳の色にあります。
話しが長くなるので、この話は次回に。。。