ユニバーサルデザイン=みんなが幸せになるデザイン2
天山スタッフの後田です。
前回に引き続き、ユニバーサルデザインセミナーでの体験をレポートします。
ショールームには、高齢者の方の視力や聴力、関節や筋力を再現した、
メガネやイヤホン、手袋やベストなどが用意されていました。
それらを着用して、トイレや浴室に入ってみると、普段とは全く違う感覚になりました。
(右手に重りをつけ不自由な状態を体験。この場合手摺は左手側につけたいと実感)
黄色い眼鏡をかけることで高齢により目が黄濁する事で視界がぼやける事を体験しました。
この状態で手足が動かしにくく、バランスがとりにくいので歩くだけで精一杯になりました。
その様な状況を少しでも和らげる為に、LIXILさんのショールームにある設備は、
ユニバーサルデザインを考え作られていることが理解できました。
(右足が曲げられないので、前方のスペースは通常の400よりも多い600が必要でした)
普段の生活では必要ない動作、手すりにつかまったり、便座に座ったり等、
この体験を通して、高齢者の方が住宅でどんなことに困っているのか、
どんなことに喜んでいるのか、少しですが想像できる様になりました。
(洗い場のカウンターに座れる事で湯舟に入りやすく感じました。でも利き手が使えないのは辛い!)
特に超高齢化社会社会に突入した日本においては、高齢者の方にとって住みやすい住宅をプランすることは、
高齢者の方だけでなく、私たちにとっても住みやすい住宅になるのだと思いました。
ユニバーサルデザインは、誰もが幸せに暮らせるデザインなのだと思いました。
天山工務店では、ユニバーサルデザインについてもご相談を承ります!