建築用語【野縁と野縁受け】
今日は頑張ろう!佐川です~
突然ですが、野縁と野縁受けどっちが上に乗っかってるのでしょうか?
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正解は野縁受けです。
私は結構どっちが上だっけ?ってこんがらがってしまいます。
名前だけを見ると野縁を受けてるから下にありそう!と思って野縁受けが下にくると思いがちですが、野縁受けの方が野縁よりも上に来るのです。
そもそも野縁とはどこを指すかといいますと、天井板を支えるものです。
https://www.lixil.co.jp/reform/yougo/kouhou/tenjoushitaji/02.htm
画像はリクシルさんのサイトにとても分かりやすい図がありましたのでこちらを見てください。
天井板だけを張るためには野縁が必要です。しかし、野縁だけですと、天井がグラグラしちゃいます。キャンプファイヤーの時、木を組むとするときのように交差するように向きを変えた方がなんとなく安定しますよね。そんな感じで、野縁と向きを変えて野縁受けを貼っていきます。なので、下から見ると野縁があってそれを受けてる(支えてる)のが野縁受けとなります。そして、野縁と野縁受けを交差するところを垂直に吊り木で吊るしてます。
野縁と野縁受けは木造以外、鉄骨でも同じく天井を支えてます。
素材が変わるだけで、名称は同じです。
世田谷区「首都高沿いの住まい」の現場
リフォームだと、天井はもう完成してますので、コンクリートにはインサートが埋め込んでありますので、そこに新しく吊りボルトを交換してました。また、配線を通すための隙間分を作って野縁と野縁受けを組んでおります。
本来は空調のダクトを隠すために隙間を確保しないといけませんが、今回はお客様の要望により、なるべく天井を高くしたい!となると空調のダクト部分が露出して天高を上げてます。今回は、野縁と野縁受けを紹介しました。これから建築勉強していく中で、あれ?これってどんな感じだっけ?ってなるものを時々アップしようと思います。
それではよろしくお願いいたします。