心地良い天井高さとは?コルビジェに学ぶ
天山スタッフ後田です。
ここ最近、何度か、お客さまとこんなお話しをしました。
お客様「うちは古いので天井まで220㎝位しかないんです。。。」
私「実は、歴史に残る偉大な建築家が提唱した、
心地の良い天井高って、226㎝位なんですよ」
お客様「(信じられない様に)本当ですか?!」
年数の経ったマンションは天井高があまり高くない場合が多く、
お住まいの方にとってはこのことが、
コンプレックスになっている事を感じます。
それもそのはずで、大手ハウスメーカーは各社こぞって
「天井が高い」という事をアピールしており、
戸建てで240㎝以上、マンションで250㎝以上が
今時当たり前という風潮があるのは事実です。
しかし、「天井が高い=住み心地が良い」とは必ずしも言えないのです。
冒頭で私が話した偉大な建築家というのは、
20世紀を代表する近代建築理論家の巨匠ル・コルビジェをさしております。
コルビジェは身長183㎝の人体を基準にし、
手を伸ばしてつく高さ226㎝の天井高で実際に数々の名建築を建てております。
国立西洋美術館 (nmwa.go.jp)もその一つですね。
(※美術館展示場の一部エリアの天井高についての記述となります)
コルビジェ曰く、
「人はぴったりする大きさの家に住み、文字通り
身の丈に合った暮らしをすることが大切」との事。
「天井は高ければ高い程良い!」
というものではない事を証明してくれています。
次回は、実際天井高があまり高くない場合の、
リフォームの御提案についてお話しします。