耐震工事
昨年から施工中だった耐震工事がやっとこさ完了しましたので
今回は耐震工事の一部をご紹介☆
まずは筋交い(すじかい)
写真のように木材をたすき掛けのようにして横揺れの衝撃に対しての補強をします
ただ、たすきにするだけでいいというわけではなく、木材の厚さや角度も定められています
お次は筋交い金物
筋交いと柱を結ぶ金物で衝撃に対してずれないように固定します
こちらも専用ビスの使用が定められています
上の写真にも写っていますが下の方の金物は柱脚金物といって
縦の揺れに対して土台と柱が抜けないようにする役目をしています
同じように梁と柱を結ぶ金物も取り付けなければなりません
同じ金物を使用しますがこちらの場合は柱頭金物と呼びます↓
このように耐震箇所にあたる壁には筋交いと
四隅には筋交い金物・柱頭/柱脚金物が取り付けられていなければなりません。
他にもホールダウンというとてもメジャーな耐震工法がありますが今回の耐震工事では
使用しなかったのでそれはまたの機会に^^
お金のかかる耐震工事には国からの助成金が受けられます
ただし、上記でご紹介しているように免許を持った一級建築士さんの指示のもと
筋交いや金物が全て完璧に取り付けられていなくてはなりません。
ですから金物を取付けた個所の写真を一枚も欠かすことなく撮影し
役所へ完了報告書と一緒に提出をします。
もし写真を撮らないまま壁を閉じてしまったら...
最悪の場合、また壁を剥がして写真を撮らなければなりません。
国からお金を出してもらうのは本当に大変なんです^^;
私は中学生の頃に阪神大震災、社会人になってからは東関東大震災を経験しています。
ですから地震の怖さは人一倍わかっているつもりです。
築年数の経っている古い建物にお住まいの方は是非とも国からの助成金を活用して
安心して暮らせるお家にして下さいね^^